2025年8月9日に実施した里山おーぷんらぼ@上賀茂(第27回)では、講義室にて、ドキュメンタリー映画『森を織る。』を鑑賞しました。全体で18名が参加しました。 映画では、カイコから絹の糸を作り、布を織り、その糸や布を染めて、衣服をつくるまで、それぞれに関わる人や場所の自然、それらのつながりが美しく描かれています。京都大学フィールド科学教育研究センター上賀茂試験地が撮影協力しています。 映画は、いくつかの地域で上映予定で、詳しくは下記サイトをご覧ください。ドキュメンタリー映画「森を織る。」公式ホームページ 洛再LINKSの高校生・教員、京都工芸繊維大学・京都大学の学生、小学生が参加しました。また、フィールド研から、舘野センター長、田中特定研究員、紺野技術職員が参加しました。 おーぷんらぼは、15:30から開始。映画 を鑑賞したあと、参加者で感想を共有しました。17:00に終了・解散しました。 今回のらぼ実施にあたり、プロデューサーの小森優美さん、監督のエバンズ亜莉沙さん、映像監督の高嶋綾也さんより、多大なるご協力を賜りました。この場を借りて御礼申し上げます。 プロデューサーの小森さんは、服づくりを通じて、人と自然の連環を共創する取組を進められていて、その活動のきっかけの一つに、数年前の「森は海の恋人」の活動やフィールド研の森里海連環学の理念との出会いがあったそうです。MORI WO ORU 森を織る「森や海の恋人」の取組は、気仙沼市の舞根湾でカキを育てる畠山重篤さんらが、1989年にはじめられた活動です。水源の山に木を植えることで、流域全体の環境を守り育てる運動を続けられてきました。(人の心を育てる「森は海の恋人」運動 KESENNUMA PRIDE) 運動の創設者である重篤さんは本年4月に逝去されたのですが、その想いはご家族、NPO、地域の方々に引き継がれています。2025年6月1日の植樹活動は、盛大に実施されました。写真は、「森は海の恋人植樹祭」の「ひこばえの森交流センター」(岩手県一関市室根町)でおこなわれた開会式の一コマです。主催者である特定非営利活動法人森は海の恋人の畠山信さんが開会挨拶をされています。企業、団体、地域の方々、この森とつながる気仙沼市立唐桑小学校からも多くの子どもたちが参加していました。矢越山ひこばえの森の植樹地。苗を受け取って、斜面にそれぞれ木を植えていきます。 大阪・高槻では、”森と川と海をつなぐ命の森づくり”を掲げて、大阪版「森は海の恋人」の活動が進められています。人びとに森林の重要性について周知し広く木材が使用されるように、また、山を整備して淀川に”うなぎ”が戻ってこれる森を創れるように。2013年から「うなぎの森植樹祭」が実施されており、今年5月11日には12回目の植樹祭が実施されました。(うなぎの森植樹祭 一般社団法人大阪府木材連合会) 高槻森林観光センターで参加者が集合し、開会式典がおこなわれました。写真は、植樹のやり方の説明を聞いているところです。シニア自然大学校、企業の方々に加えて、大阪から日本語学校に通る留学生が多数参加していました。植樹地にて広葉樹の木々を植えています。苗は、それぞれ柵で囲って、シカによる食害から守る必要があり、場所によってはかなり急な斜面で、一本一本丁寧に植えていきました。森・里・海の連環やものごとのつながりを意識した実践が各地で進められています。こうした実践が生まれるきっかけに、「里山おーぷんらぼ」での出会いや体験が少しでもつながればと考えています。