2026年7月11日の里山おーぷんらぼでは、上賀茂試験地の植物・キノコを用いた染色をおこないました。10月の里山体験プログラムでの実施を想定しつつ、樹種などによる色の違い、前処理の有無や媒染剤の種類等による違いを試みました。松岡講師・杉山助教の解説により、キノコへの興味が湧いた人が多かったようです。午後も残って作業した方々は染められた布への簡易スクリーンによるプリントも体験しました。京都大学・森里海と文化研究会2名、洛西高校の生徒6名、高校教員4名、社会人4名などの17名に加え、フィールド研から松岡講師、杉山助教、岸本技術職員、田中特定研究員の4名が参加しました。、京都芸術大学・豊島講師には、事前準備・当日にご指導・ご助言をいただきました。参加者全体では22名でした。 (全体のプログラム)9:00 集合、自己紹介ののち、植物の採取へ出発。 まずは、炭窯の先にあるカラスザンショウのある地点へ向かいました。10:30 苗畑の横、基地の前を経由して事務所棟へ戻りました。 途中、さまざまなキノコが見られ、それらを採取するとともに、菌類の研究者による解説がおこなわれ、参加者は興味深く聞き入っていました。二班に分かれて、煮出しの準備とカキ・チャの採取をおこないました。11:00 湯を沸かし、材料をネットに入れ、染料を煮出しました。用意できた染料に、ハンカチ(木綿)や持参した布等を漬け、色を染み込ませました。 無処理の布、水洗い・豆乳・濃染剤の下処理を経た布による染まり方の違いを比較しました。その後、媒染剤に漬け込んで、色を定着させつつ、その変化の違いも楽しみました。今回は、鉄、銅、ヤブツバキ灰、クロバイ灰による媒染の違いを比較しました。12:00 午前までの参加者は、ここで終了。 その後も参加者の一部は残り、作業を続けました。染められたハンカチ・布に対して、事前準備した上賀茂試験地ロゴのスクリーンの版を用いて、好みの色をプリントしました。15:00 終了9時~ リクエストのあったカラスザンショウ・カキ・マツ・チャの葉を採取。また、キノコの観察と採取がおこないました。そのひとつであるアカヤマドリからも色を抽出しました。高枝切りばさみでの葉の採取を皆さん交替して行いました。高いところにある枝から葉をうまく切り落とすのは、意外と難しい!この日は少し歩いただけですが、道沿いでこれだけのキノコを採取しました。集めてきた葉を煮ます。カラスザンショウの葉をネットに入れて煮はじめたところ、水が薄黄色に染まりはじめています。11時~12時にかけて、染色・媒染・プリントを行いました。午後も残った方々は、15時くらいまで活動しました。葉を煮込んで作った染液に布をつけていきます。媒染剤による違いを比較しました。クロバイ灰、ヤブツバキ灰、銅(酢酸銅)、鉄(鉄くぎ)を用意して、着けた後の反応を見ています。染めたハンカチを乾かす。染料・媒染による色の違いを比較しました。染めた布に上賀茂試験地のロゴマークをプリントしました。プリントされたロゴ。使用したスクリーンは、簡易作成キットで前日に作りました。