3月20−22日里山の評価指標の検討のため、プロジェクトのメンバー6名で、石川県の能登半島珠洲市に視察に行ってきました。珠洲市を含む能登半島一円はどこも里山里海といえる景観が広がっています。その「能登の里山里海」が2011年に世界農業遺産に認定されました。今回は、その世界農業遺産「能登の里山」の構成要素の一つである炭焼きに注目し、珠洲市の株式会社ノトハハソにお邪魔して、取り組みをお聞きしてクヌギ林の見学を行いました。ノトハハソのHP:https://www.noto-hahaso.com代表の大野長一郎さんにお話を伺ったところ、ノトハハソでは20年前から、クヌギを植林し付加価値の高いお茶炭を生産し販売することで持続的な里山の利用を目指して活動をされているとのことです。今回は、成長したクヌギの植林地を見せていただきました。きれいに整備された、伐採からの期間の異なるクヌギ林(0-8年生)でした。これまで1,2度更新されているそうです。現在、里山の評価指標の研究開発として、これまであまり評価されてこなかった地下の生物多様性や分解機能について焦点を当てる計画をしています。今後は、ノトハハソや他の団体さんと連携しながら、能登の里山の調査を予定しています。