梅雨になり、あまり天気がすぐれない日が多い舞鶴です。あまりにも雨が降りすぎると、水が濁ってしまい水中観察が難しいですが、濁っているときのほうが案外いきものの警戒心が薄れ、観察し易い場合もあります。今回は、6月上旬ー中旬に潜った際に見られた生物を紹介したいと思います。メバル幼魚の群れ。左下と中央右の模様がある個体がウスメバル、中央上部の個体がトゴットメバル。幼魚のときは、別種同士でも捕食者から身を守るために群れを作ります。これらの種は幼魚のときは沿岸に生息していますが、成魚は100m程度の深い海で生息しています。前回の「柴漬けに集まるいきもの②」の記事で、様々な色のイトマキヒトデがいると紹介しました。柴に付着したイトマキヒトデと合わせて、舞鶴近郊の海で見つけたイトマキヒトデを並べてみます。様々な色のヒトデ。上段は柴漬けに見られたイトマキヒトデ、下段は舞鶴近郊の音海で見られたイトマキヒトデ。緑色やクリーム色、青から黒っぽい色まで様々ですね。広葉樹の柴の上には黄色いウミウシも乗っていました。おそらくキヌハダウミウシ。キヌハダウミウシは他のウミウシを食べてしまうウミウシです。よく探したら他のウミウシも柴にくっついているかも!?