去る2月中旬、伊佐津川での定期調査を行ってきました。夏、秋の調査とは大きく異なり、陸上は草本が減り、落葉樹は葉を落とし、閑散としておりました。では、水中はどうだったのか、実際に見てみると、こちらも冬の様相を示しており、ほとんど魚を確認することができませんでした。そんな中でも、何個体か、魚を見つけることができました。↑カワムツの幼魚。↑ウグイの幼魚の群れ。一見なにもいない川に見えますが目を凝らすと生命の営みを見ることができます。そうはいっても、春から秋にかけてあれだけ多くいた魚たちは、一体どこに行ったのでしょうか?種類によっては川を下ったり、1年で寿命を迎えたり、はたまた岩の下に隠れているのかもしれません。環境DNAを駆使すれば、目には見えずとも魚がいるかどうか判別できるため、解析結果が楽しみです。