2026年6月13日(土)、梅雨入り後の雨がちな日々でしたが、当日はそっと雨がやみ、今年も瀬戸臨海実験所では、畠島でのビーチクリーンを行うことができました。開催記事はこちら畠島は、1968年に観光開発の危機にあった田辺湾の無人島であり、京都大学が国費により買い上げたことで、現在まで教育・研究の場として自然保護活動が行われています。まずは、参加してくれた子どもたちに向けて、プラスチックを中心とした海ごみ問題についてレクチャーを行いました。海岸にはどんなごみが打ち上げられているのか、そしてそれらはどこからやって来るのか。実際に島へ渡り、自分の目で見て考えてみよう――そんな問いかけをしながら、畠島での活動へとつなげました。レクチャーの後、ビーチクリーンのため、研究実習船に乗って畠島へ出発しました。2回に分かれての移動でしたが、先に着いた子どもたちは、島に降り立つとすぐに磯観察やごみ拾いを自分たちで始めていて、とても頼もしい様子でした。皆がそろった後、畠島の海岸がどんな形をしているのか、そしてこの島がどのように守られてきたのかを、島内の分室で紹介しました。紹介の後、今日のメインイベントであるビーチクリーンの場所へと向かいました。いよいよビーチクリーンのスタートです。海岸に落ちている大きなごみから小さなごみまで、みんなで袋に集めていきます。集めてみると、やっぱりプラスチックが多いんだなと実感します。砂の奥に入り込んで、なかなか取れない農業用ビニールもちらほら見つかりました。約1時間にわたり、ビーチクリーンと生き物観察を並行して行いました。ウニの殻やタヌキの頭骨など、興味深い自然物も多く見つかりました。参加者の皆さんの協力により、畠島で最も広い砂浜に散乱していたごみをきれいに回収し、まとめることができました。今年はリピーターの参加者も多く、「年々ごみが減ってきている気がする」という声もいただきました。拾っても拾っても大量のごみが流れ着く海岸がある一方で、畠島では、湾内という地形による波の特徴なのか、田辺湾周辺の住民の意識の高さなのか、あるいは長年続けてきたビーチクリーンの効果なのか――少しずつ変化を感じられる一日となりました。ごみがどのような経路で流れ着くのかについても、改めて考えさせられます。今年も充実した学びの時間をともに作ってくださった参加者の皆さま、ありがとうございました。