2025年10月11日に実施した今回の里山おーぷんらぼでは、京都市内で草木染の衣料を取り扱う「tezomeya工房」とのコラボ企画として実施しました。林道や施設周辺を歩きながら、上賀茂試験地にある染色の材料となる樹木等の観察をおこないました。 tezomeya工房のスタッフの皆さん、工房の呼びかけに応募された10名の方々、里山おーぷんらぼは、洛西高校、自然観察指導員京都支部、京都芸術大学講師、株式会社森を織る等から17名が参加しました。フィールド研から、舘野センター長、大橋技術係長、中村技術主任、田中特定研究員が参加しました。全体では31名でした。10:00 参加者の紹介の後、林道を歩きはじめました。10:15 里山エリアを染色植物について話しながら、散策(下図の黄色の経路) さまざまな樹木について、葉や虫こぶなどを採取、観察しました。その場で 染色・生態学の知見を共有したり、質疑・意見交換がおこなわれました。12:30 事務所棟に戻り、終了。解散。 今回、コラボしたtezomeya工房の青木正明さんは、京都光華女子大学短期大学部ライフデザイン学科で教鞭をとられています。染色の科学的原理やその歴史等についてわかりやすく解説した「おもしろサイエンス 天然染料の科学」(2019、日刊工業新聞社)、延喜式などに記載された古代の染色再現を詳述した「伝統色づくり解体新書『天然染料と衣服』 カラー写真で理解する染めの再現 」(2022、日刊工業新聞社)といった書籍を著されています。 「里山おーぷんらぼ」での草木染を実施する際にも、それらのご著作を参照してきましたが、京都芸大の先生と同工房を訪れたことをきっかけに企画がはじまりました。クチナシの実を観察採集したヌルデのクローズアップ。果実の白い粉を味見したり、虫こぶの中を観察しました。ヌルデの虫こぶ(五倍子)を割った状態。これを乾燥して、染色の材料としてやり取りをおこないます。染色や媒染に用いられる樹種、常緑の樹木を観察しました。参加者の集合写真【参考図書】「おもしろサイエンス 天然染料の科学」(2019、日刊工業新聞社)「伝統色づくり解体新書『天然染料と衣服』 カラー写真で理解する染めの再現 」(2022、日刊工業新聞社) お昼過ぎにらぼは終了。午後、洛再LINKSの皆さんは11/3のチアーズクラブ向け里山体験プログラムについて、現地での検討をおこないました。