10月6日、イオンチアーズクラブの子どもたちが上賀茂試験地で里山体験するプログラムを実施しました。今年は京都桂川、洛南、修学院小町、そしてイオンリテール株式会社から23名が参加されました。洛再Linksの先生と生徒の皆さんは15名、里山おーぷんらぼの有志関係者は6名、フィールド研から4名が参加しました。舘野センター長の挨拶ののち、さっそく高校生に進行のバトンを渡しました。プログラムは、高校生の皆さんの寸劇とともに進められ、子どもたちを森への冒険へと誘っていきました。道沿いの木を観察しつつ、途中、シダを紙飛行機のように飛ばしたり、炭窯の中に入ってみたり、上賀茂試験地の大きな松ぼっくりを投げて的にあてるなど、道中のゲームを楽しみました。その後、メタセコイアの森の小道を歩いて少し急な斜面を上がりました。ゴール地点では、ノコギリを使って、胸高直径10cm程度のヒノキを伐りました。倒したヒノキの枝を払ったり、いくつかに切り分けて、みんなで運び出します。持ち帰った木から、さらに各自が切り出して、コースターを作りました。コースターとは別に、森のいろいろな材料を使って、工作しました。それぞれ思い思いの作品を作りました。昼食時に提供したカレーは、イオンのスタッフの方々、高校の先生方、フィールド研スタッフで協力して調理しました。アンケートでもとてもおいしかったという声がありました。0時からはじめられたプログラムは、イオンリテールの大橋様から最後にご挨拶をいただいて、15時に終了しました。バスに乗って帰路につくチアーズクラブの皆さんを見送っています。チアーズクラブの皆さんが出発したあと、簡単に振り返りをおこないました。今回、参加したお子さんが途中転倒してケガをされたり、グルーガンで指を火傷したり、アクシデントがありました。次回以降の取組では、今回の反省点を活かして、より安全な機会づくりに努めたいと思います。この日のために、洛再Linksの高校生や顧問の先生、里山おーぷんらぼの有志メンバー、及びフィールド研スタッフが事前に集まり、歩くコースなどを考えてきました。その結果、森の散策マップを使いながら、樹木のことを学びつつ、要所要所でゲームをおこなう構成になっています。終盤のメタセコイア並木の小道の坂を上がったところをゴール地点とし、その道近くにある木を伐ります。その後、木を運び出して、事務所近くでコースターを作るまでを大きなストーリーとしています。森の中を歩くことで、里山を無理なく楽しめるようなプログラムを、高校生の皆さんは非常に工夫して創られていました。おーぷんらぼの有志メンバーからの助言も生かされていたのではないかと感じました。振り返りの中のコメントにもありましたが、うまくできたところと、そうでなかったところ、次の活動に生かしてもらえればと思います。