2026年3月24日(火)に、森里海連環学を通じた持続可能社会の共創をめざし、私たちの暮らしと身近な風景との関係を考えるワークショップを京都大学旧演習林事務室(ラウンジ)で開催しました。高校生と大学生・大学院生が一緒になって、「残したい風景」をテーマに暮らしの中で心に残る風景や大切にしたい風景を振り返り、その理由や背景を考え、さらに、そうした風景を将来に残すため、これからどのような暮らし方や関わり方が求められるかを話し合いました。徳地教授の趣旨説明参加した高校は翌日の森里海シンポジウムに参加する高校のうち8校(東京都立八王子東高等学校・岐阜県立吉城高等学校・石川県立七尾高等学校・京都府立洛西高等学校・山口県立徳山高等学校・愛媛県立西条高等学校・福岡県立伝習館高等学校・福岡県立山門高等学校)です。参加者は5班に分かれ、「残したい風景」について地域の景観保護やその意義について議論しました。参加者からは、日常の何気ない風景にこそ特別な価値が宿っており、お祭りなどの文化行事を通じて地域への理解を深める重要性がある一方で、風景を維持する上で地域の活動を継続する必要性、そのための後継者不足といった課題や、保存が地域の負担にならないような変わりゆく現状とのバランスの難しさについても指摘がありました。これらは参加した生徒や学生が環境や現状に関して深い洞察を行っていることを示していると思います。そして、参加者たちはこれまで学習し、体験してきたことに基づいて、ここでは地域の魅力を再発見し、未来へ向けて愛着を育むことが「残したい風景」を残すことにつながると結論づけました。 この交流会は、京都大学フィールド科学教育研究センター、及び、公益財団法人イオン環境財団の主催、JST「共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)」の共催により、高大連携の取組としておこなわれました。